漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
藤沢市の55歳、女性
植松先生の著書が出た頃に書店で購入していたので、先生の事は知っていました。
20代の後半に仕事のストレスでひどいアトピー性皮膚炎を発症し、それ以来ずっと漢方薬に助けられてきました。アトピー性皮膚炎が改善して薬の服用を止めていたのですが、ストレスで皮膚炎の再発を繰り返し、悩みの種でした。
長年漢方薬を服用してきたので、食事や生活にはかなり気を付けてきた方ですが、どこが悪くて発症するのかよく分からず、今回再発したことをきっかけに思い切ってウエマツ薬局にお世話になることにしました。
5月に来店し、その年の秋くらいから皮膚炎が改善していくのを実感しました。
皮膚の落屑やひどい乾燥がだんだんなくなっていき、目に見えて良くなっていきました。それにつれて物事に対するやる気も出てきました。
皮膚の落屑のため、毎朝シーツを外ではらい、家の中もよく掃除をしていましたが、その回数が減ってきました。
体がひどい乾燥で痛いので家事も外出もままならず、夜は皮膚の痒みで寝つきが非常に悪かったのが、今ではウソのようです。
今は首の色素沈着が残っているので、痒みがなくなっても体調体質改善のために漢方薬を服用しています。
夏に首回りが開いた服を着たいので、食事や冷えに気を付けながら頑張っています。
肌が乾燥しやすいので、体の内側から潤ってくるといいなと思います。
この方は以前、漢方薬を飲んで皮膚炎が改善し良くなったので服用をやめると再発をしてしまう、という繰り返しで悩んでいました。食事も気を付けていたのに、とおっしゃっていました。
本当にがっかりされることと思います。
アトピー性皮膚炎の方の体質は胃腸が弱いとか、乾燥体質などの特徴がありる場合が多いです。
その体質とその時の体調に合った漢方薬を少しずつ飲んでいかれると症状が再発しても軽く済みます。
例えば胃腸の弱い方は、食べ過ぎると指に水泡ができます。その時は消化を助け、胃腸虚弱を改善し、水泡状の湿疹にも効く漢方薬を服用する、といった具合です。そうすると胃腸虚弱も改善し、アトピー性の水泡状の湿疹もできる回数が減っていくのです。
漢方薬の服用期間が長くて嫌になるなあ、と思われるかもしれません。でも一病息災、むしろ健康を保ち、肌もつやつやでいられます。
国際中医相談員 薬剤師 植松光子
TEL:049-245-6637
住所:埼玉県川越市砂新田2-8-7